同性を好きになり苦しい方へ。辛い片思いの気持ちとの向き合い方と対処法

同性の友達を好きになってしまったけれど、思いを伝えることができない、両想いなのか知りたいけれど友情を壊したくない、などと片思いの辛い気持ちを抱えていませんか。

こちらでは同性への恋愛感情を抱えて辛い片思いの気持ちをどのように受け入れるか、気持ちの向き合い方と対処方法を紹介しています。

ハードルが高めな同性への恋愛感情で悩んでいる人は参考にしてみてください。

辛い気持ちだけに振り回されない！自分らしさを取り戻そう

恋愛に依存しすぎない！自分自身の生活を大切に過ごそう

好きな人のことを考えすぎてしまう、どうしても恋愛のことばかり考えるという人は、同性愛に関らず恋愛に依存する傾向が高いといえます。

何をしても手につかない、つい相手のことばかり考えてしまうという場合には、一度目の前の仕事や勉強について冷静に考えてみるようにしましょう。

勉強中や仕事中も好きな人のことを考えてしまうという場合には、まずは簡単にできることや日々のルーティンに集中するようにしましょう。

相手のことや自分の恋愛のことを考えないようにするのは難しい場合であっても、勉強なら英単語を覚える、漢字テストの勉強をするなど「暗記以上に繰り返して書いたり読んだりする作業がある」ことを重視し、勉強へのスイッチモードにします。

深く理解すべき問題や論文など、論理的に考えることよりも作業を行うことで、まずは「達成感」を得るようにすることで、「何もせずに時間が過ぎている状態」を回避します。

何かに集中していくと、自分のやるべきことが見えてくるので、恋愛の辛い気持ちから離れることができるはずです。

仕事の場合には短時間でできるものから始めるようにし、自分のルーティンワークを行うことで、生活のリズムを正常な状態に戻すようにしていきます。

考えすぎて何も手につかないという人は、20分以上の有酸素運動をすることをおすすめします。

ウォーキングやジョギングをすることで、体の中に新しい酸素を取り込めることから、考え方が変わると同時に爽快感を得られるようになります。

一日の流れを正常化し、体を動かすことで自分らしさを取り戻せるようになります。

恋愛で辛い時は部屋の中に閉じこもりたくなりますが、あえて積極的に動くことで自分本来の調子を取り戻しやすくなりますよ。

仕事や人的スキルを上げよう！自分磨きをすること

同性愛の片思いの場合、簡単に気持ちを伝えられないもどかしさや、今までの友情が壊れるかもしれないと考えてしまうことから、考えが堂々巡りになってしまうことも少なくありませんよね。

考えても答えが出ない場合には、恋愛に対する回答を求めるのはいったん棚上げしてしまいましょう。

考えても答えが出ないことよりも、自分が行動することで結果が出ることがたくさんあります。

学校のテスト勉強に力を入れたり、資格試験の勉強をしたりするなどの社会的なスキルを上げることで、自己肯定感や達成感を味わうことができます。

恋愛で「うまくいかないかも」と思っていても、資格試験などで成果が出れば「自分はまんざら捨てたもんじゃない」と思えるようになるのです。

資格試験などはハードルが高いという人には、髪の毛や爪などを整えるだけでも「きれいになれた」という達成感を得られます。

見た目を整え、自分自身のスキルを上げることは、高揚感や達成感が高まるので、辛い恋愛をしている時はぜひ試してみてくださいね。

没頭できる趣味は心の隙間を埋める

片思いで辛いのは「相手がどう思っているのか」「両思いなのか」「自分の気持ちを受け入れてくれるのか」という気持ちですよね。

特に同性愛の場合「自分の気持ちに気がついた時に相手が離れていくかもしれない」という恐怖も感じるという人も少なくないはず。

一人で楽しむ趣味やサークル、習い事など自分の没頭できる趣味を持つことで、片思いの辛い気持ちばかりにとらわれなくて済むようになります。

「自分には大切にしている趣味の世界がある」と思うことで、仮に相手に振られてしまっても自分を見失うことは少なくなります。

趣味の時間に没頭すると自分らしくいられ、自分が心地よく感じられる時間が過ごせます。

片思いで辛いことばかり考えていることを忘れる時間を積極的に作ることも心のバランスを取るうえで重要なポイントといえるでしょう。

映画や小説でほかの人の生き方を垣間見て

恋愛小説や映画などは、ほかの人の人生を疑似体験できるうえ、感情移入することができるのでおすすめです。

特に辛い片思いをしている主人公が相手と結ばれるものや、主人公が失恋から立ち直っていくストーリー、またはサクセスストーリのようなものは、読後感や映画を観た後の爽快感も味わうことができますよ。

できるだけハッピーエンドのものを選ぶことがポイントです。

感情移入できる映画や小説は、時に涙をこぼすこともあるかもしれません。

涙を流すことは、脳内の幸せ物質であるセロトニンが放出され、リラックスした状態を作りやすくなります。

映画や小説の余韻に浸ることで、恋愛以外に自分が置かれている状況を冷静に把握する心の余裕が生まれやすくなります。

自分の心と頭をクリアにする！手帳を活用しよう

片思いをして辛い時には、一度頭の中や心の状況を整頓してみることも大切です。

同じことを繰り返して考えていたり、辛い気持ちにばかりフォーカスが当たったりしやすくなるので、自分の頭や心の状態を客観的に見るためにも、紙や手帳に今の状態を書いてみることが大切です。

片思いの辛い気持ちを抱えていると、つい日常生活がおろそかになってしまうという人こそ、今やるべきことを手帳に書き出してみましょう。

たとえばお風呂に入る、歯磨きをするなどの小さなことでも構いません。

Todoリストを作成して、小さなことでも自分がトライしていることやすべきことを確認しておくことで、「恋愛で辛い気持ち」と「やるべきことが手につかない」という心と頭の状態を明確にすることができます。

また紙に自分の気持ちを書き出してみて、どの状況が辛いかということを把握することも大切です。

紙の中央に自分の気持ちを簡単に書いて、ツリー式に「どうすればすっきりするか」「ほかに考えていることは何か」「将来的にどうなりたいか」「何をすればそれが上手くいくか」など、書き出してみることもおすすめします。

今の自分の気持ちよりも将来的なことが明確になるので、行動しやすくなりますよ。

物理的な距離を取ってみることで冷静になる

同性に片思いしている時には、相手のそばにいるだけで辛い気持ちになるということはありませんか？

「相手への気持ちが溢れてしまいそうで怖い」「うっかり告白してしまいそう」ということもあるかもしれませんが、相手に異性の恋人がいる場合などは、「自分と付き合う可能性が低い」「同性との恋愛は相手にとってはあり得ないことかも」と考えてしまうこともあるからです。

気持ちの整理がなかなかつかない、ネガティブなことばかり考えてしまうという場合には、相手と少し物理的な距離を取ってみるのも一つの方法です。

相手の姿を見ないことや相手と同じ空間にいないことで、気持ちが楽になることもあります。

本音をさらけ出せる場所や友人を持つ

同性の人を好きになって辛い気持ちは、一人で抱えているとネガティブな気持ちが増幅しがちです。

適度にガス抜きできる場所や友人を持つことも大切です。

友人に告白する場合には、自分が同性愛者であることや片思いをしていることを話しても、アウティングしない信頼できる人物を選ぶことが重要です。

同性愛で悩んでいることを周囲に知られたくないという場合には、SNSやアプリを使って、自分の辛い気持ちを聞いてもらえる場所を見つけておくことも大切です。

気持ちに共感してもらえる場所や友人がいることは、精神的な支えにもなりますし、「独りじゃない」と思えることで、ネガティブな思考のループを断ち切ることもできますよ。

同性を好きになって辛い気持ちは上手に昇華させる

同性への恋愛感情はなかなか相手に伝えるのも難しいので、常にそのことが頭の中を占めてしまうこともありますよね。

自分の時間を上手に使ったり、悩みを話せる場所などを設けたりすることで、片思いの悩みに振り回されることもありません。

片思いの辛い気持ちが少しでも和らいで、穏やかな日常が送れるようになることをお祈りしています。