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バイセクシュアルの人はさまざまな誤解を受けたり、恋愛においても自分でも想定外のことが起こったりしがちです。
バイセクシュアルならではの「あるある」な出来事をご紹介しています。
異性恋愛ではありえない「あるある」の世界を共有してみませんか？
男性も女性も恋愛対象だから受けやすい誤解
バイセクシュアルの人は、恋愛対象が男女どちらでもあることから、世の中の人だけでなく、恋愛している彼、彼女からも誤解を受けることがあります。
誤解から性的に軽く思われたり、深く傷ついたりすることもあるのです。
まずはどのような誤解を受けることが多いのかご紹介します。
女性からは浮気性と思われる
バイセクシュアルの人が女性と交際をすると、彼女から「男性とも付き合うことができるということは、いつ浮気をするかわからない」と誤解を受けがちです。
今は目の前の彼女に真剣に向き合っているのに、誤解を受けることで異性との接触を禁じられ、彼女が嫉妬の対象を女性にも男性にも向けてしまい、トラブルになることもあります。
本人は、好きになるのは一人だけなのに、恋愛対象の性差がないことだけで、誰とでも恋愛できる体質=浮気をしやすいと誤解されてしまうのです。
男性からは「性的に奔放」と勘違いされる
男性と付き合うとよく誤解されてしまうのが、性的に奔放な人というイメージを持たれてしまうことです。
男性女性どちらとも性的な関係を結ぶことができることから、
「他の女性とエッチしているところを見せてほしい」
「他の男性や女性を交えたエッチをしたい」
と言われてしまうこともあります。
不特定多数の人と関係を結ぶというわけではないのに、性的に奔放と思われてしまうのです。
友達から遊び人と思われてしまう
異性や同性との恋愛をしている人から見ると、男女ともに付き合うことができるバイセクシュアルの人は、次々に付き合う人の性別が違うことから、「遊び人」と思われることがあります。
バイセクシュアルの人は、性別に関係なく人を好きになれることから、友達にカミングアウトしてもなかなか理解されず、男女問わずだれとでも付き合っていると勘違いされてしまうのです。
特に性的な関係があることを知られると、ノーマルな人にからは、ノーマルな人は同性を友達、異性を恋愛対象と本能的に分けて考えているからバイセクシュアルの人の恋愛観をまるっきり理解されないこともあります。
レズやゲイからは「覚悟がない」と偏見を持たれる
同じ性的マイノリティの人からは、同性愛者として生きていく覚悟がない、結婚に逃げていると思われてしまうこともあります。
そのため、同性愛者と自認しない人、覚悟がないから同性愛者として生きていくことができない人だと勝手にレッテルを張られ偏見をもたれてしまうのです。
「いつか治る」と言われてしまうこともある
男女ともに交際したり、性的な関係を持つことから、「まだ本当の恋愛を知らない人」と勝手に幼い恋愛を繰り返していると誤解されたり、「今はどちらの性を好きかはっきりわかっていないだけ」だから「いずれは治るよ」などの言葉をかけられてしまうことがあります。
バイセクシュアルの人はこのような言葉をかけられることで、そうではないと言えなくなってしまうのです。
近い友達であってもすべてを認め、理解してもらえないことが多いのです。
バイセクシュアルだから悩みが深い
バイセクシュアルの人は、さまざまな誤解を生むことや自分の恋愛や性的な対象がはっきりしないことで実は悩んでいることが多いのです。
バイセクシュアルの人ならではの悩みあるあるもご紹介します。
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自分はストレートだと思っていたのに
自分はストレートだと思っていたのに、気になる同性や異性ができ、バイセクシュアルであることを自覚した時に、落胆したり、驚いたりすることがあります。
今までの恋愛観や自分に対する固定概念を覆されるわけですから、ショックの度合いも大きく、なかなか受け入れられないということもあるのです。
マイノリティだからこそ好きな人の何気ない一言で失恋してしまう
女同士でイチャイチャしている友達に、好きな女の子が「あなたたちレズビアンなのー！？」というような冗談や軽い突込みの一言を聞くと、自分自身が受け入れられることはないと先回りして失恋してしまうことがあるのです。
世の中から理解されにくいから疎外感を感じる
自分は好きになった人と付き合っているだけなのに、世の中の人から理解されないことから、疎外感を感じてしまいやすいのも事実。
ノーマルの友達からは「遊び人」「性に対して未熟であるから特定の性に対する執着がない」「節操がない」など思われてしまいがちです。
さらに、同性愛者からは「覚悟がない」「結婚に逃げることができる」などと誤解を受けてしまうことから、自分の性について話しをすることをためらい、疎外感を感じることがあります。
恋愛対象や自分の恋愛的役割がはっきりしなくて悩む、または誤解を受ける
男性と付き合った経験がありながらも、女性のことが好きになり、または女性にも男性にも心惹かれる立場から、自分の性はどちらよりなのかがわからなくなってしまうこともあります。
自分の本当の恋愛対象がどの性別なのか、自分の性的役割などに悩むこともあるのです。
同性からのボディタッチやハグなどに緊張、または期待してしまうことも。
そのため相手との距離感が程度に保てず悩み、冷たい人と思われてしまうこともあるのです。
また気になる女の子ができたら、守りたいという気持ちから男性的な性格になり、つい男性と絡んでしまい、男好きと周囲から言われてしまうこともあります。
こうしたバイセクシュアルの場合、対象になる女性は外見面で可愛い子を選ぶ可能性が高く、男性には内面を求める傾向も多いのです。
異性と好きな女の子が被る
ノンケの女性を好きになった時に、仲の良い友達と好きになった女の子が被ってしまうことやあります。
恋愛対象の女性がストレートである場合には、自分には勝ち目がないと思ってしまうことも少なくありません。
自分が女だからという理由で、男性である相手の方が有利であるうえ、恋愛対象外であることを痛感する場面でもあるのです。
将来男性とも結婚する可能性があるから家族に打ち明けられない
結婚を意識する年齢になると、自分だけでなく家族からも「恋人はいないのか」「結婚しないのか」といわれてしまうこともあります。
その時期に女性と付き合っており、その人と添い遂げるという覚悟があるなら、堂々とカミングアウトすることもできますが、男性と結婚する可能性も少なくないため、「レズビアン」とも「バイセクシュアル」とも家族に打ち明けにくくなってしまうのです。
またLGBTへの理解は深まっているものの、家族となると「育て方が悪かったのでは」「目を覚ましてほしい」などと、理解されるのにもハードルが高い場合もあるため、ますます相談できなくなってしまうのです。
バイセクシュアルの人は人類愛者である
バイセクシュアルの人は、実は性別を超えて人を愛することができる大きな愛情を持っている人です。
男性脳にも女性脳にもなれるから、性別を超えて相手を受け入れ、理解することができる素晴らしい能力だともいえるでしょう。
まだまだ理解されにくい世界であるLGBTのなかでも、疎外され、誤解を招きやすいバイセクシュアル。
もしかしたらまだ世間が追い付いていないだけで、性別がこだわりなく好きな人を愛することができるその愛情深さは、人類愛にも通じるものがあるのかもしれません。
