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ビアンだと、周囲に簡単に悩みを相談できず、気持ちを共感してもらえる人がいなくて寂しいと感じることもありますよね。
今回は、同性愛に理解や共感をしてくれる人がいない時に、寂しい気持ちをどう落ち着かせるか、また共感してもらえる人の探し方や、気持ちに寄り添ってもらいやすい相談の仕方を紹介しています。
一人で悩んだり抱え込んだりせず、理解してくれる人に悩みを相談して、気持ちを楽にしたい人はぜひ参考にしてみてくださいね。
同性愛の苦しい気持ちを落ち着かせる方法
人を好きになることは間違いではない！自分を肯定しよう
同性愛であることに気が付くと、「将来的に結婚できないかも」「自分のことを好きになってくれる同性の人が現れないかもしれない」「周囲に理解してもらえない」など、不安になることもあるでしょう。
まずは、人を好きになった自分は素晴らしいということを肯定しましょう。
もちろん相手がノンケの場合には、すぐに付き合ったりすることは難しいかもしれません。
相手が自分にとってどのような存在なのか、これから先、友達として付き合い続けていくのか、相手との関係が崩れても自分の気持ちだけでも伝えるのか、先のことをじっくり考えてみるようにします。
人を好きになることで、自分自身が相手に見てほしくて頑張れたことや、相手のことを思いやる気持ちが持てたことを受け入れるようにしましょう。
自分をほめることや自分自身を認めることは、悪いことではありません。
自分の気持ちや状況を受け入れることから始めてみてはいかがでしょうか。
マイノリティは理解されにくいということを心に留めておく
もともと、ゲイやレズビアンは昔から存在したはずですが、さまざまな社会的要因から、男女が恋愛するもの、夫婦になるものという考え方が根強く残っているため、なかなか理解されないことも少なくありません。
さらに同性の友達に自分の悩みを相談した場合、「自分も恋愛対象になるのか」「自分も性的な対象として見られていたのか」という誤解も生まれやすいことから、周囲の人にも理解されにくい場合もあります。
仲の良い人であっても同性愛と聞いた途端に、離れていくことも。
あなた自身が信頼を置いている人であれば、あなたが同性愛者であることを話しても、今まで通りの関係を続けてくれることもあります。
少しずつ同性愛について話題に出してみて、相手の反応を見ることが大切です。
先進国では理解されている！海外で生活することもアリ
海外では同性愛を社会で認めてくれている国も多数あります。
特にヨーロッパの先進国では、同性愛者が堂々と手をつないで街を歩いたり、結婚したり、子育てをしたりしている国もいくつかあり、同性愛者であっても住みやすい国もあるのです。
日本国内でも同性愛者について理解されつつありますが、法的整備がされていないので、結婚や子どもを持つことがまだ難しい側面もありますよね。
まだ好きな人がいないという場合には、自分らしく生きるために海外での生活も視野に入れて、外国で働くことや生活できるようにその国の言葉の勉強をしたり、海外の同性愛事情について調べてみたりするのもおすすめです。
自分のことを理解してくれる人は必ずいる
日本国内には、NPO法人や同性愛者のコミュニティも多数存在しています。
本当に苦しい、辛い時には、電話や面談で相談することもできます。
自分の悩みに合った団体を知っておくことや、カウンセリングが受けられる医療機関などを知ることで、辛くなった時の駆け込み寺のような存在にすることができます。
周囲の人に理解されにくい、そしてデリケートな問題だからこそ、専門家である第三者に打ち明けて、心の重荷を下ろすことも大切です。
将来的なことを考えて、自分の道を切り開こう
同性愛者の場合、結婚や子どもを持つことが難しいことから、独身を貫き通さないといけない場合もあります。
辛い気持ちや周囲への理解を求めるなら、まずは自分自身が経済的に自立をしておくことが大切です。
固定収入があることや、仕事をしていること、資格を持っていることなどは、生きていくうえで重要なファクターになります。
両親にカミングアウトする時にも、将来のことをきちんと考えているなら、時間がかかっても受け入れてもらえる可能性があります。
仕事が続かない、フリーターであるという場合には、親から見ると「結婚しないでどうやって生活ができるのか」「子どもがいないで老後はどうするのか」という不安材料を与えてしまいます。
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ある程度収入があれば、「独りで生きていくかもしれないけれど、自分の生活や老後は安心してほしい」と伝えることや、理解してもらうことができます。
自分自身の将来に計画性を持っていることや、安定した仕事や収入を得られるようにすることが大切です。
同性愛者の気持ちを分かってもらうためには
自分の気持ちを分かってもらえるコミュニティを探す
同性愛者の人が周囲の人の理解を得ることは簡単ではありません。
特に両親や近い友人などは、あなたに対するイメージが覆ってしまうことから、打ち明けることで互いに苦しんでしまうこともあります。
同性愛者だと自覚があって辛い時には、同性愛のコミュニティを探すことが大切です。
同性愛者専門のアプリでは、同性愛者の恋人を探しているものから、悩みを打ち明けあえるようなものまで存在しています。
まずは当事者同士でつながることで、あなた自身の家庭や周囲などの状況から、カミングアウトすべきかどうか、何で困っているのかなど、同じような悩みを持つ人からのアドバイスや対策方法が見つかる可能性があります。
同性愛者の人は、みな悩みを抱えていることが多いものです。
職場の人に「なぜ彼氏（彼女）を作らないのか」「結婚しないのか」と聞かれ、無理に相手をすすめられることもあるでしょう。
また同性愛であることを兄弟に話せても、親には話せないという人も少なくありません。
いきなり同性愛者であることを話しても、親は「自分の育て方が悪かったのではないか」「どうしてこんな風になったのか」とあなたや親自身が苦悩するケースも少なくありません。
もし兄弟姉妹に同性愛に対して理解があるなら、少しずつ話をしてみても良いかもしれませんね。
カムアウトについて悩んでいるのなら、まずは同じ悩みを抱えている人やすでにハードルを越えた人にアドバイスを求めてみることで、現状を打破することもできるかもしれません。
ブログやSNSを使って匿名で気持ちを吐き出す
同性愛の辛い気持ちを吐き出すのに有効なのは、ブログやSNSです。
匿名であれば自分のことや悩みについて書き出しておくことで、心がすっきりすることもあります。
自分の個人情報や仕事や住所などを特定されないように配慮しておくと、簡単に身元がバレることはありません。
さらにブログを見に来てくれた人の中には、同じ同性愛の悩みを抱えている人や、周りに同性愛の身内や友人がいる場合もあります。
その人たちからコメントや「いいね」をもらうことで、孤独から解放されることもあります。
同性愛者は周囲の人に理解されにくい!相談する時には相手を選んで
同性愛者の悩みは周囲から理解されにくいことが少なくありません。
悩みを相談したくなったら、いきなり話すことで、アウティングされる心配もありますよね。
辛い、寂しいという気持ちを抱えているなら、専門機関や心療内科などでカウンセリングを受けてみることが重要です。
仲の良い友人であっても、アウティングされたくないなら、人を選ぶことが大切です。
いきなりのカミングアウトはNG！自分がどうなりたいのか考えよう
同性愛であることを親や周囲の人にいきなりカミングアウトすることで、相手との関係が悪くなることもあるので注意が必要です。
カミングアウトするよりも、自分がこれから先にどのようになりたいのかを考えておくことで、辛い気持ちが少し軽くなりますよ。
- 安定した収入が得られる仕事を持つことで、親に同性愛者であることを納得させたい
- 同性愛を認めてくれる国で、自分らしく生きていきたい
- 周囲の友達や両親にカミングアウトしたい
- 誰にも話せない辛さを理解してほしい
- 同性愛の悩みを共感してくれる人を見つけたい
など、自分の本当の気持ちがどこにあるのか、自分がどうなりたいのかを考えることで、これからの行動も変わってくるはずです。
なかなか理解されにくい側面もあるので、今は辛い気持ちが強いかもしれません。
ご自身の将来や希望に合わせた気持ちの落ち着け方や相談や共感を得られる方法を見つけてみてくださいね。
